kintoneにGoogle Driveのファイルを表示・埋め込む方法(無料)

契約書や見積書をGoogle DriveやBoxで管理していると、kintoneのレコードとファイルを行き来する のが面倒になりがちです。この記事では、無料プラグインでレコード画面にGoogle Drive・Boxの フォルダを直接埋め込んで表示する方法を、実際の設定画面と、許可していないサイトのURLが 自動的にブロックされる挙動つきで解説します。

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執筆者: 羽鳥達郎(合同会社Pons) / kintoneアプリデザインスペシャリスト・基本情報技術者・cybozuオフィシャルパートナー ※本サイトで配布するプラグインは、サイボウズ株式会社のオフィシャルプロダクトではありません。

こんな方におすすめ

kintone標準機能ではどこまでできるか

kintoneの標準機能にはリンク(LINK)フィールドがあり、URLをクリック可能なリンクとして表示 できますが、クリックすると別タブが開くだけで、レコード画面の中にフォルダの中身を埋め込んで 表示することはできません。JavaScriptカスタマイズを自作すれば<iframe>での埋め込み自体は 実現できますが、Google Drive・Boxそれぞれの埋め込み専用URLへの変換や、任意のドメインを 埋め込めてしまわないようにする安全対策まで考慮すると、簡単な作業ではありません。

JavaScript自作・他社プラグインとの比較、なぜGovAppsプラグインか

「Google Drive・Boxのフォルダをkintoneのレコード画面に埋め込む」機能を用意する方法は、 大きく4つあります。それぞれの向き不向きをまとめました。

方法向いている場合注意点
kintone標準のリンクフィールドのみ別タブでの確認で構わない場合レコード画面内にフォルダの中身を埋め込めない
JavaScriptを自作する社内に開発者がいて、独自の埋め込みUIが必要な場合URL変換・許可ドメインの検証の実装・保守が必要
有料の他社プラグイン予算があり、より多くの外部サービス連携を求める場合月額課金が発生する。ソースコードが非公開で、外部通信の有無を利用者側で確認しにくいことが多い
GovAppsプラグイン(このプラグイン)無料で試したい、社内・庁内でセキュリティを確認してから導入したい場合対応サービスはBox・Google Driveの2つのみ

GovAppsのプラグインはすべて無料・広告なしで、追加課金なしで使い続けられます。 ソースコードはGitHubで全公開しているオープンソースなので、 「どのドメインへの埋め込みを許可しているか」を自治体・企業のセキュリティ担当者自身の目で 確認できます(このプラグインも個別ページにセキュリティレビュー結果を掲載しています)。

box・googleドライブ埋め込みプラグインでの実現方法

box・googleドライブ埋め込みプラグインは、表示先の スペースフィールド・埋め込みURLフィールド・サービス(Box/Googleドライブ)を設定するだけです。 今回は「フォルダ名」「フォルダURL」を持つアプリで設定しました。

  1. 「埋め込みを追加」でタブを作り、タブ名を入力する
    今回は「契約書フォルダ」というタブ名にしました。
  2. 表示先スペースフィールド・埋め込みURLフィールド・サービスを選ぶ
    あらかじめフォームに配置した「スペース」フィールドと、URLを保持する「フォルダURL」 (文字列1行)フィールドを選び、サービスは「Googleドライブ」にしました。
  3. 幅・高さを指定して保存し、アプリを更新する
    幅600px・高さ400pxにしました。保存しただけではプレビュー状態のため、必ず 「アプリを更新」まで行います。
box・googleドライブ埋め込みプラグインの設定画面。タブ名「契約書フォルダ」、表示先スペースフィールド、埋め込みURLフィールドに「フォルダURL」、サービスに「Googleドライブ」、幅600px・高さ400pxを設定した状態のスクリーンショット。

実行結果: 許可ドメインは埋め込み表示、それ以外は自動的にブロック

フォルダURLに実在するGoogle Driveのフォルダ共有リンク(https://drive.google.com/drive/folders/...) を入力してレコードを保存すると、詳細画面ではそのURLがGoogle Drive純正のリスト表示用 埋め込みURL(https://drive.google.com/embeddedfolderview?id=...#list)へ自動的に 変換され、iframeとして描画されます。Boxの共有リンク(https://app.box.com/s/...) を指定した場合も、同様にBox純正の埋め込み専用URLへ変換されます。

一方、許可リストに無いドメイン(Google Drive・Box以外)のURLを入力した場合は、iframeを 描画せず、「埋め込みURLの形式が正しくないか、許可されていないサイトのため表示できません。」 という案内だけを表示します。意図しないサイトを画面内に埋め込んでしまう事故を防ぐ 安全対策です。

レコード詳細画面。フォルダURLに許可リストに無いドメイン(example.com)のURLが入力されており、iframeの代わりに「埋め込みURLの形式が正しくないか、許可されていないサイトのため表示できません。」というメッセージが表示されている状態のスクリーンショット。

URLが未入力の場合も同様にiframeは描画されず、「埋め込みURLが設定されていません。」という 案内が表示されるだけなので、画面が壊れて見えることはありません。

あわせて確認したいポイント

対応するプラグイン

無料プラグイン

box・googleドライブ埋め込みプラグイン

URLフィールドの値をもとに、Box・Google Driveのフォルダをレコード画面に埋め込み表示

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