kintoneで法人番号から会社情報を自動入力する方法(無料)

取引先アプリなどで法人番号や会社の正式名称・代表者名を手入力していると、入力ミスや二度手間が 発生しがちです。この記事では、経済産業省が公開しているgBizINFOと連携し、法人番号(または法人名) から会社情報を自動入力する方法を、実際にAPIへリクエストして取得した結果つきで解説します。

→ 対応プラグインを見る

執筆者: 羽鳥達郎(合同会社Pons) / kintoneアプリデザインスペシャリスト・基本情報技術者・cybozuオフィシャルパートナー ※本サイトで配布するプラグインは、サイボウズ株式会社のオフィシャルプロダクトではありません。

こんな方におすすめ

kintone標準機能ではどこまでできるか

kintone標準の「ルックアップ」フィールドは、同じkintone環境内の別アプリを参照する機能で、 外部のWeb APIから情報を取得することはできません。法人番号から会社情報を自動入力するには、 外部サーバー(gBizINFO)への通信が必須になるため、標準機能だけでは実現できません。

JavaScript自作・他社プラグインとの比較、なぜGovAppsプラグインか

外部APIと連携する以上、「誰が」「どうやって」APIトークンを扱うかが特に重要になります。

方法向いている場合注意点
JavaScriptを自作する社内に開発者がいて、細かい制御をしたい場合生のfetch/XHRでAPIトークンを直接ブラウザコードに書くと、開発者ツールから誰でもトークンを読み取れてしまう。安全に扱うにはkintone.plugin.app.proxy()のようなプラグイン専用の仕組みの実装が必要
有料の他社プラグイン予算があり、手厚いサポートを求める場合月額課金が発生する。ソースコードが非公開で、APIトークンの保存方法を利用者側で確認しにくい
GovAppsプラグイン(このプラグイン)無料で試したい、APIトークンの扱いを自分の目で確認してから導入したい場合設定できる転記項目はスカラー値のみ(特許・補助金等の配列項目は非対応)

法人番号検索プラグイン無料・広告なしで、 ソースコードをGitHubで全公開 しています。APIトークンはkintone.plugin.app.setProxyConfig()という、kintoneプラグイン専用の 秘匿領域に保存する仕組みを使っており、保存後は設定画面を開き直しても再表示されません(スクリーン ショットの「APIトークンは設定済みです」という表示がその状態です)。この保存方法も含めてソースが 公開されているため、自治体・企業のセキュリティ担当者が「本当に安全にトークンを扱っているか」を 自分の目で確認できます。

プラグインでの実現方法

法人番号検索プラグインは、gBizINFOの Web API利用申請ページから 無料で取得できるAPIトークンを設定するだけで使えます(申請後、即日〜数時間程度で届きます)。

  1. gBizINFOのAPIトークンを申請する
    無料で申請でき、法人番号(自社のもので構いません)があれば取得できます。
  2. プラグインの設定画面で、法人番号フィールド・法人名フィールド・転記項目を指定する
    今回の例では、法人名→「正式名称」、代表者名→「代表者名」という2つの転記項目を設定しました。
  3. ボタンの設置スペースを指定し、APIトークンを入力して保存する
    「法人番号から取得」「法人名から検索」ボタンを表示するスペースフィールドをそれぞれ指定します。
法人番号検索プラグインの設定画面。法人番号フィールド・法人名フィールド・転記項目(法人名→正式名称、代表者名→代表者名)・ボタン設置スペースを設定し、APIトークンが設定済みの状態のスクリーンショット。

実行結果: 実際にgBizINFOへリクエストして取得

レコード追加画面で法人番号(5010001072207、サイボウズ株式会社の実際の法人番号)を 入力し、「法人番号から取得」ボタンを押すと、gBizINFOへ実際にリクエストが送られ、 正式名称・代表者名が自動的に入力されます。

レコード追加画面。法人番号5010001072207を入力し「法人番号から取得」ボタンを押した結果、正式名称に「サイボウズ株式会社」、代表者名に代表取締役社長の氏名が自動入力された状態のスクリーンショット。

法人名の一部だけが分かっている場合は「法人名から検索」ボタンから部分一致検索ができ、候補が 複数あれば一覧から選べます。選択すると、続けて法人番号からの詳細取得も自動的に行われます。

あわせて確認したいポイント

対応するプラグイン

無料プラグイン

法人番号検索プラグイン

gBizINFO REST API v2を利用し、法人番号から法人情報を、法人名から法人番号を検索して自動入力

プラグイン詳細を見る →

あわせて見たい記事・解決策ページ

あわせて検討したいkintone関連サービス