kintoneで決裁履歴を自動で記録する方法(無料)

プロセス管理で承認フローを組んでも、「誰が」「いつ」「どのステータスからどのステータスへ」 承認したかという履歴は標準機能では残りません。この記事では、プロセス管理のアクション実行を 自動的にサブテーブルへ記録する方法を、実際に承認操作を行った結果つきで解説します。

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執筆者: 羽鳥達郎(合同会社Pons) / kintoneアプリデザインスペシャリスト・基本情報技術者・cybozuオフィシャルパートナー ※本サイトで配布するプラグインは、サイボウズ株式会社のオフィシャルプロダクトではありません。

こんな方におすすめ

kintone標準機能ではどこまでできるか

kintone標準のプロセス管理には「ステータスの履歴」というリンクがあり、簡易的な変更履歴を 確認できますが、レコード内のデータとして扱うことはできません。一覧画面での絞り込みや、 グラフでの集計、CSV出力に含めるといった使い方をするには、履歴をレコード自体のフィールド (サブテーブル)として持たせる必要があります。

JavaScript自作・他社プラグインとの比較、なぜGovAppsプラグインか

方法向いている場合注意点
JavaScriptを自作する社内に開発者がいて、記録項目をカスタマイズしたい場合プロセスアクションのイベントフック・サブテーブルへの追記処理を自前で実装・保守する必要がある
有料の他社プラグイン予算があり、サポートを重視する場合月額課金が発生する。ソースコードが非公開で記録項目を確認しにくい
GovAppsプラグイン(このプラグイン)無料で、決裁履歴をすぐに残したい場合記録項目(実行前後のステータス・実行ユーザー・役職・実行日時)は固定で、カスタマイズはできない

決裁者稟議者記録プラグイン無料・広告なしで、 ソースコードをGitHubで全公開 しています。記録処理はブラウザ内のJavaScriptとkintone標準のフィールド追加APIだけで完結し、 外部サーバーへの通信は一切ありません。

プラグインでの実現方法

決裁者稟議者記録プラグインは、プロセス管理が有効な アプリで設定画面の「保存」を押すだけで使えます。

  1. プロセス管理を有効にしておく
    今回は「未処理」→「承認済み」の2ステータス、「承認する」アクションを設定しました。
  2. プラグインを追加し、設定画面を開いて保存する
    「決裁履歴テーブル」というサブテーブルが自動的に作成されます。手動でのフィールド作成は 不要です。作成後、このテーブルは一覧画面・レコード作成画面・編集画面のいずれからも 編集できなくなります(プラグインだけが書き込みます)。
  3. アプリを更新する
    保存しただけではプレビュー状態のため、必ず「アプリを更新」まで行います。
決裁者稟議者記録プラグインの設定画面。プロセス管理が有効であることと、決裁履歴テーブル(現在のステータス・次のステータス・実行ユーザー・役職・実行日時の5項目)が作成済みであることが表示された状態のスクリーンショット。

実行結果: 承認するだけで履歴が自動記録される

「出張申請(サンプル)」というレコードを作成し(初期ステータス: 未処理)、プロセスアクション 「承認する」を実行すると、決裁履歴テーブルに「未処理→承認済み」「実行ユーザー: 管理者」という行が自動的に追記されます。利用者は通常どおり承認操作をするだけで、 記録のための追加作業は必要ありません。

レコード詳細画面。ステータスが「承認済み」になり、決裁履歴テーブルに「未処理→承認済み、実行ユーザー: 管理者」という行が自動的に記録された状態のスクリーンショット。

あわせて確認したいポイント

対応するプラグイン

無料プラグイン

決裁者稟議者記録プラグイン

プロセス管理のアクション実行ごとに、実行前後のステータス・実行ユーザー・役職・実行日時をサブテーブルへ自動記録

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