アプリ間突合プラグイン(無料)

「基準アプリ」に登録されている人が、別の「対象アプリ」にも提出しているかどうかを突き合わせ、 提出済/未提出の一覧を作成するプラグインです。たとえば「妊娠届は出ているが、 妊娠時面談予約が出ていない人」を1クリックで洗い出せます。結果は集計アプリのレコードに JSONファイルとして履歴で残り、過去の実行結果と切り替えて見比べられます。

アプリと絞り込み条件の指定は、kintoneのレコード一覧のURLをコピーして貼り付けるだけ。 一覧画面で絞り込んでからURLをコピーすれば、その条件がそのまま突合の対象範囲になります。 クエリ記法を覚える必要はありません。

データ分析 #アプリ間突合 #未提出チェック #名寄せ
ダウンロード(v1)

執筆者: 羽鳥達郎(合同会社Pons) / kintoneアプリデザインスペシャリスト・基本情報技術者・cybozuオフィシャルパートナー ※本サイトで配布するプラグインは、サイボウズ株式会社のオフィシャルプロダクトではありません。

こんな方におすすめ

kintone標準ではなぜできないのか

kintoneの関連レコード一覧フィールドは、レコード詳細画面で「この人の面談予約」を 1件ずつ見ることはできますが、一覧画面に並べたり、「予約が0件の人だけ」を絞り込んだりはできません。 グラフ・クロス集計も1つのアプリの中でしか集計できないため、アプリをまたいだ 「片方にしかない」の抽出はできません。結果として、両方のアプリからCSVを書き出して ExcelのVLOOKUPで突き合わせる、という手作業が残りがちです。

このプラグインは、その突き合わせをkintoneの中で完結させ、結果を記録として残すためのものです。

ユースケース

「妊娠届」アプリを基準アプリ、「妊娠時面談予約」アプリを対象アプリに設定し、宛名番号などの共通コードで突き合わせます。妊娠届を出しているのに面談予約のレコードがない人が「未提出」として一覧に並ぶので、そのまま連絡対象のリストとして使えます。「未提出のみ表示」に切り替えてCSVでダウンロードすれば、通知の宛先リストがそのまま作れます。

セットアップ手順

  1. 突合結果を保存するための「集計アプリ」を新しく1つ作る(フィールドは空のままで構いません)。
  2. 集計アプリにプラグインを追加し、設定画面で「集計用フィールドを作成」ボタンを押す。突合設定・「突合履歴」テーブル(添付ファイル付き)・結果表示用のスペースが自動で作成されます。この操作はアプリの設定を運用環境へ反映(デプロイ)しますので、動作テスト環境に未反映の変更がないことを確認してから実行してください。
  3. アプリを更新(デプロイ)する。
  4. 集計アプリでレコードを1件作成して開く。レコード画面に「突合設定」が表示されます。
  5. 「基準アプリ」に、対象者の母集団となるアプリのレコード一覧のURLを貼り付けて「このURLから読み込む」を押し、突合キー(宛名番号・個人番号など)と表示名(氏名など)のフィールドを選ぶ。一覧画面で絞り込んでからURLをコピーすれば、その絞り込み条件がそのまま使われます。
  6. 「対象アプリ」に、提出状況を調べるアプリを同様に設定する。「+ 対象アプリを追加」で複数登録できる。
  7. 「設定を保存」を押し、画面上部の「突合を実行」ボタンを押す。

突合の設定はレコードごとに持ちます。そのため、同じ集計アプリの中に「妊娠届×面談予約」「職員名簿×研修受講記録」といった別々の突合を、別レコードとして並べて管理できます。突合キーは「完全一致」で突き合わせます。数値フィールド同士であれば「1」と「01」は同じものとして扱いますが、文字列フィールドの場合は先頭のゼロも含めて一致する必要があります(宛名番号のように先頭ゼロに意味があるコードを壊さないための仕様です)。

実行結果イメージ

アプリ間突合プラグインの実行結果画面。突合履歴テーブルに実行ID・実行日時・概要・結果JSONの添付ファイルが1行記録され、その下に対象者4件・いずれか未提出2件のサマリと、突合キー・氏名・面談の状況(提出済/未提出)・最終提出日を並べた一覧表が表示されている。

「未提出のみ表示」のチェック、対象アプリでの絞り込み、突合キー・氏名でのキーワード検索ができます。表示中の内容はCSVでダウンロードできます。突合キーと状況のセルからは、元のアプリのレコードへ直接リンクします。

突合設定イメージ(レコード画面の中)

アプリ間突合プラグインの突合設定画面。レコード詳細画面の中に「突合設定」があり、基準アプリと対象アプリそれぞれについて、一覧のURLを貼り付ける欄・「このURLから読み込む」ボタン・読み込んだアプリ名・抽出された絞り込み条件・突合キー・表示名/提出日/表示ラベルの選択欄が並んでいる。

一覧のURLを貼って「このURLから読み込む」を押すと、アプリ名と絞り込み条件が読み取られて表示され、そのアプリのフィールドが選択肢に並びます。設定・実行・結果確認がレコード画面の中で完結します。

プラグイン設定画面イメージ

アプリ間突合プラグインのプラグイン設定画面。集計用フィールドの作成ボタンと、提出済/未提出の表記・1回の突合で読み込むレコードの上限・保持する突合履歴の件数といったアプリ共通の設定項目が並んでいる。

プラグイン設定画面で行うのは、集計用フィールドの作成と、アプリ全体で共通の表記・上限の設定だけです。

セキュリティレビュー結果サマリ

API実行数について

「突合を実行」ボタンを押すたびに、基準アプリと各対象アプリからレコードを取得します。 レコード取得は1回のAPIで最大500件のため、API実行数はおおよそ (基準アプリの件数 ÷ 500) + Σ(対象アプリの件数 ÷ 500) + 3 回です (末尾の3回は、結果JSONのアップロード・集計アプリのレコード取得・レコード更新)。 たとえば基準アプリ1,200件・対象アプリ2つが各800件の場合、1回の実行で約10回のAPIを消費します。 自動実行は行わないため、ボタンを押さない限りAPIは消費しません。

制限事項

GitHub / 改善要望

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