kintoneの一覧を条件によって色分けする方法(無料)

案件管理アプリの一覧を眺めていても、「未対応」の案件がどれかを列の文字だけで探すのは 手間がかかります。この記事では、無料プラグインで条件に一致する行の背景色を自動的に変えて、 対応が必要な案件を一目で見つけられるようにする方法を、実際の設定画面と強調表示結果つきで 解説します。

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執筆者: 羽鳥達郎(合同会社Pons) / kintoneアプリデザインスペシャリスト・基本情報技術者・cybozuオフィシャルパートナー ※本サイトで配布するプラグインは、サイボウズ株式会社のオフィシャルプロダクトではありません。

こんな方におすすめ

kintone標準機能ではどこまでできるか

kintoneの標準機能には、一覧の行を条件によって色分けする機能はありません。絞り込み条件で 「未対応」だけを表示することはできますが、他のステータスと同時に見比べながら未対応だけを 目立たせる、という使い方はできません。JavaScriptカスタマイズを自作すれば kintone.app.setRecordListStyle()で行の色を変えられますが、複数条件のAND/OR判定・ 複数ルールの優先順位づけまで実装するのは簡単な作業ではありません。

JavaScript自作・他社プラグインとの比較、なぜGovAppsプラグインか

「一覧の行を条件によって色分けする」機能を用意する方法は、大きく4つあります。それぞれの 向き不向きをまとめました。

方法向いている場合注意点
kintone標準の絞り込みのみ色分けせず絞り込みの切り替えだけで十分な場合複数条件を同時に見比べながら色で目立たせることはできない
JavaScriptを自作する社内に開発者がいて、独自の条件判定ロジックが必要な場合AND/OR判定・複数ルールの優先順位づけの実装・保守が必要
有料の他社プラグイン予算があり、手厚いサポートを求める場合月額課金が発生する。ソースコードが非公開で、外部通信の有無を利用者側で確認しにくいことが多い
GovAppsプラグイン(このプラグイン)無料で試したい、社内・庁内でセキュリティを確認してから導入したい場合対応列は表形式の一覧のみ(カレンダー・カスタマイズビューは対象外)

GovAppsのプラグインはすべて無料・広告なしで、追加課金なしで使い続けられます。 ソースコードはGitHubで全公開しているオープンソースなので、 「本当に外部と通信していないか」を自治体・企業のセキュリティ担当者自身の目で確認できます (このプラグインも個別ページにセキュリティレビュー結果を掲載しています)。

一覧強調プラグインでの実現方法

一覧強調プラグインは、条件と背景色を設定するだけです。 今回は「案件名」「対応状況」(ドロップダウン: 未対応/対応中/対応済み)を持つアプリで設定しました。

  1. ルールを追加し、背景色を選ぶ
    背景色にピンク系の色を指定しました。
  2. 条件を追加する
    条件に「対応状況」「等しい(=)」「未対応」を追加しました。条件は複数追加でき、AND/ORのどちらかで結合できます。
  3. 保存し、アプリを更新する
    保存しただけではプレビュー状態のため、必ず「アプリを更新」まで行います。
一覧強調プラグインの設定画面。条件の結合を「すべての条件を満たす(AND)」、背景色にピンク系の色、条件に「対応状況」「等しい(=)」「未対応」を設定した状態のスクリーンショット。

実行結果: 条件に一致する行だけが色分け表示される

アプリを更新してレコード一覧画面を開くと、対応状況が「未対応」の行だけがピンク色で 強調表示されます。「対応中」「対応済み」の行は通常どおりの表示のままです。

レコード一覧画面。対応状況「未対応」の「サーバー証明書の更新」の行だけがピンク色で強調表示され、「対応中」「対応済み」の行は通常の表示のままになっている状態のスクリーンショット。

ルールは複数追加でき、1行が複数のルールに一致する場合は設定した順番で最初に一致したルールの 色が採用されます。担当者ごと・期限超過ごとなど、複数の観点で色分けルールを使い分けられます。

あわせて確認したいポイント

対応するプラグイン

無料プラグイン

一覧強調プラグイン

条件(AND/OR)に一致する行を指定した背景色で強調表示、複数ルールの優先順位づけにも対応

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